カーリングの聖地・軽井沢。

長野オリンピックの正式競技種目として、軽井沢で初めてカーリング競技が開催されました。以来、軽井沢町ではオリンピックを記念した国際大会やシンポジウムなどを開催し、競技の普及発展に官民一体となって力を注いできました。 その成果は、軽井沢町から日本チャンピオンチームを輩出、オリンピック日本代表候補選手の育成、車いすカーリング選手のパラリンピック出場を支援するなど、大きな成果となって結実しつつあります。また、本クラブがホームとする風越公園には、2013年に国際的にも有数の通年型カーリング施設「軽井沢アイスパーク」がオープンしました。このような歴史と好環境のなかで、カーリングの更なる発展を願って、本クラブは誕生しました。

軽井沢カーリングクラブは、軽井沢を本拠地に世界の第一線で活躍するアスリートを生み出すのはもちろんのこと、未来のオリンピアンを目指すジュニア、またカーリングを生涯スポーツとして楽しむ一般カーラーなど、全てのカーラーが集い地域と共に育っていくカーリングクラブを目指しています。

将来のオリンピック選手が、本クラブから誕生し、クラブメンバーはもちろん町中の人々が熱くその選手を応援する。そんな夢に向かって、軽井沢カーリングクラブは活動していきたいと思います。

カーリング精神

カーリングは技術と伝統のゲームです。技を尽くして決められたショットは見る喜びです。また、ゲームの神髄に通じるカーリングの古くからの伝統を見守るのはすばらしことです。カーラーは勝つためにプレーしますが、決して相手を見くだしたりしません。真のカーラーは相手の気を散らしたり、相手がベストを尽くそうとするのを決して妨げたりしません。不当に勝つのであればむしろ負けを選びます。 カーラーは、ゲームの規則を破ったり、その伝統を決して軽視したりしません。不注意にもこれが行われていると気がついた場合、その違反を真っ先に申し出ます。 カーリングの主な目的が、プレーヤーの技術の粋を競うことである一方、ゲームの精神は立派なスポーツマンシップ、思いやりの気持ち、そして尊敬すべき行為を求めています。 この精神は、アイスに乗っているいないに関わらず、ゲームの規則の解釈や適用に生かされるだけでなく、全ての参加者の振舞いにも生かされるべきものです。

WCF Rules of Play and Competition “The Spirit of Curling”より
(社団法人日本カーリング協会訳)